クラウドを利用した電子カルテの管理

近年進むIT化に伴い、カルテの電子化及び、その管理の方法についても悩まれている方は多いかと思います。現在多くの病院やクリニックで導入されている電子カルテですが、医療機関全体で見ると、まだまだ少ないのが現状です。カルテを電子化することの大きな特徴は、まず業務効率の向上が上げられます。受付業務やカルテの記載において、時間の短縮が期待できます。また、会計時間が短くなるので、患者の待ち時間の軽減にも繋がります。さらに、紙カルテより保管スペースが減少することも特徴です。サーバー上に膨大なカルテデータが保存可能なので、患者が増えても安心です。このように、利便性の高い電子カルテですが、それを管理するに当たって、院内サーバーを設置する必要が無く、どこからでもアクセス可能なクラウドシステムを使うことで、地域医療の連携やセキュリティなど、これからますます必須アイテムになるでしょう。

電子カルテをクラウド管理することについて

電子カルテをクラウドで管理していくことのメリットは、大きく分けると3つあります。まず1つ目は、どこからでもアクセス可能であることです。院外でも使用できる端末を設定することにより、どこにいても必要なカルテ情報を得ることができます。したがって、緊急コール時においても正確な情報を取得して、的確な指示を与えることができます。2つ目は、クラウド型電子カルテメーカーによって違いはあるものの、データは全てデータセンターに保管されるので、院内に重要なデータが残らないのもメリットです。膨大なカルテデータを高いセキュリティのもと、管理することができるのです。3つ目は、クラウドで管理することにより、サーバーバックアップや更新作業等の煩わしいメンテナンスにも時間を取られる心配が無いことです。このように、紙カルテのように紛失や漏洩のリスクが低く、どのような状況でもスムーズな医療指示が与えられるメリットがあります。

クラウド管理の注意点と知っておきたいこと

電子カルテをクラウドで管理するには、注意しておきたいことも何点かあります。最近では多くの電子カルテメーカーが進出してきていますが、コストの面を比較していくことが重要です。月々のランニングコストに加え、導入時のコストもかさむことを考え、慎重に選ぶことをおすすめしたいです。利便性が高く、より現場の状況にあったものを選ぶと良いでしょう。また、電子機器である為、停電や災害時には安定した利用ができなくなることがあるので、そのような場合を想定して、対策をとっておくことも重要なポイントです。さらに、新規導入に当たっては、システムに慣れることに苦労を要することもあるため、院内に電子カルテ利用時の統一認識を周知することが大事です。電子カルテと会計システムが別の場合や、医師によってカルテ内容のばらつきがあったりすると、逆に負担になりかねないので、操作に慣れ、カルテ内容に統制を持たせるなどの工夫が必要です。