そもそもクラウドを利用した電子カルテとは何か

電子カルテとは、診療時に医師が患者の症状や治療内容などを記すカルテを電子データ化して管理運用する方法で、紙のカルテに比べて作業効率を上げることができます。パソコンやタブレット端末などを利用して運用している病院や診療所が多いですが、実は電子カルテも患者数が増えたり記録内容が増えたりすると紙のカルテと同様に保管場所に苦慮します。電子データの保管には主にサーバーを用いますが、サーバーの容量が不足するとデータの保管ができなくなりますし、端末の作業効率も落ちてしまいます。こうした問題を解消する方法として、クラウドを利用した電子カルテが注目されています。クラウドサービスを利用すれば、専用のサーバー室やシステムスタッフを備える必要がなく、膨大な量のカルテ情報を管理運用することが可能です。

クラウドを利用した電子カルテを導入するメリットとは

電子カルテのクラウドサービスを導入するメリットとしては、院内に専用サーバー室を設ける必要がない点が挙げられます。膨大な量のデータを保存するには広い部屋に大きな機械を置く必要がありますからスペースの確保に困るような小さな診療所でも問題ありません。またクラウドサービスはインターネット回線を経由して管理されているので他の医院間や施設などとの情報共有がしやすくなり、地域の医療体制の連携がよりスムーズになります。専任のシステム担当者も不要です。そのため初期費用はもちろんサーバー室の管理費用に至るまでクラウドを利用した電子カルテは管理コストをかなり抑えることができます。さらに万全のバックアップ体制がとられており、災害時のカルテ情報損失が少ないことなどもメリットとして挙げられます。

クラウド型電子カルテの普及率と注意点

多くのメリットを有しているクラウド型電子カルテですが、その普及率はあまり高くありません。電子カルテ自体、病床規模の小さな診療所では導入されていないことが多く、全国の電子カルテ普及率は34%程度となっています。電子カルテを導入していてもクラウド型に切り替える病院は少なく、新規開業の病院で初期費用の安さなどから導入されている例が多いです。初期費用が安いとはいえ、クラウド型電子カルテは紙のカルテよりも多くの費用を要するため、紙のカルテで事足りる場合はそもそも導入されないのです。また停電時に電子カルテは利用できなくなります。その点はクラウド型であってもデメリットとして認識しておく必要があります。とはいえ、政府としても2020年度までに電子カルテの普及率を90%に引き上げたいという目標を掲げているようですので今後ますますクラウド型電子カルテは普及していくことでしょう。

傷病名を登録すると、該当するオンライン病気事典のリンクを表示し、患者さんへの傷病説明にご活用いただけます。 ブラウザで使えるクラウド電子カルテだから、導入コストを最小限に抑えることができます。 診療行為セット、処方セット、注射セットなど、よく使用する項目をセットにして登録が可能なので、毎回の入力の手間を減らします。 いつも処方する薬剤をまとめて登録することができ、ワンクリックで選択も可能です。 電子カルテはクラウドの活用で飛躍的に効率アップ